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診療
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Stucco keratosis

当院で掲載している希少難治性疾患に関する説明は、患者さん並びにご家族の皆様に参考となる情報提供であり、その検査や治療は当院では行っておりません
また、紹介すべき病院に関しても適切な情報を持ち合わせておりません。
尚、当院では希少難治性疾患に対する医療相談は行っておりませんので、ご理解のほど宜しくお願いします。

本症は高齢者の四肢末端(下腿、手背、足背など)に、自覚症状の無い粟粒大~米粒大で白色調の角化性丘疹が多発する疾患です。

疫学

男女比は14:4程度で男性に多い。約50歳以降に出現することが多く、70歳代に最も多い。

原因

外因説(日光、温熱、化学的刺激、機械的刺激)、脂漏性角化症の特殊型説、老化に関連した後天性角化症説などがあるが、現在のところ、原因不明です。最近、病変内のPIK3CA の遺伝子変異が報告されています。

病理組織所見

角質が著明に増殖して突出し、鋸歯状隆起(church spire)を呈します。

治療

尿素軟膏、ビタミンD3外用、エトレチナート内服や、液体窒素による凍結療法が行われますが、放置しても問題ありません。

執筆:2022.11