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肛門垂

当院で掲載している希少難治性疾患に関する説明は、患者さん並びにご家族の皆様に参考となる情報提供であり、その検査や治療は当院では行っておりません
また、紹介すべき病院に関しても適切な情報を持ち合わせておりません。
尚、当院では希少難治性疾患に対する医療相談は行っておりませんので、ご理解のほど宜しくお願いします。

肛門垂 (infantile Perianal Pyramidal Protrusion)

本症は、生下時から乳幼児の肛門部12時方向(稀に6時方向)に、舌の尖端様あるいはピラミッド様の小突起で、女児に圧倒的に多いです。表面は平滑で淡紅色~紅色、幼少児では表面がオムツ皮膚炎となって発赤・腫脹していることがあります。

原因

明らかな原因は特定されていませんが、遺伝的素因(尿生殖中隔の遺残)説、後天性発症(便秘)説、硬化性萎縮性苔癬説などが挙げられています。

治療

炎症症状があれば消炎外用薬で保存的治療をしていると、6-10歳頃には自然消褪することが多いです。便秘があれば適切な処置で改善させる事も重要です。

執筆:2013.7