眼瞼下垂:コンタクトレンズによる眼瞼下垂
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コンタクトレンズを3年以上使用している長期装用者に認められることが多い。発症には左右差があることが多く、比較的軽度から中等度の後天性眼瞼下垂である。眼位・眼球運動には異常がみられず、瞳孔異常もない。
コンタクトレンズを外す時に眼瞼を繰り返し引っ張ることや、不適切なコンタクトレンズの端が眼瞼結膜に繰り返し接触することにより眼瞼軟部組織に慢性炎症や浮腫が生じて、眼瞼挙筋腱膜と瞼板とのつなぎ目が緩んでくる機序が考えられる。
他の後天性眼瞼下垂疾患を除外することが重要である。