このコーナーは皮膚科・形成外科・美容医療関連に関する知識集です。
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美容皮膚科
今後、これらの医療知識を定期的に掲載していきますので、ご期待下さい。
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より詳しい説明「今日のヒアルロン酸科学」のサイトでご覧になれます。
しわに対するヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸は成長と共に減少し、大人の皮膚に含まれるヒアルロン酸量は、赤ちゃんの約1/20と言われています。従って、加齢と共に皮膚の保水能力や弾性が徐々に低下し、皮膚の潤いも衰え、皮膚が弛緩し、しわが生じてきます。このような皮膚にヒアルロン酸を補うことで、皮膚老化防止あるいは皮膚の若返りが期待できます。特に、顔の表情筋によらないしわ(額、眉間、目尻、目の下、鼻唇溝、顎など)や窪みにヒアルロン酸を注入すると、しわが解消して弾力のある若々しい皮膚を取り戻します。また、鼻根部、アゴや唇などのボリュームをつけたい箇所にヒアルロン酸を注入して、整容効果を高めることもできます。
しかし、天然型のヒアルロン酸は数日で急速に分解・吸収されてその効果も失われてしまうので、臨床応用できませんでした。そこで、天然型のヒアルロン酸を化学的に修飾して、生体内で徐々に分解・吸収されるヒアルロン酸が待望され、近年ようやく登場しました。
ヒアルロン酸などの注入物に関する注意事項
異物混入のヒアルロン酸について:ヒアルロン酸はコラーゲンに比べると安全性も高まり最近の主流になりつつありますが、近年、体内に完全に吸収されない混合物(HEMA, PMMA, PAMなど)を含有するヒアルロン酸が流通しています。ヒアルロン酸は吸収されても、分解・吸収されない異物が残存して異物肉芽反応が生じる場合があり、現時点では安全性が確認されていないことから当院では使用しておりません。
コラーゲン注入について
コラーゲンは人間・動物に存在するタンパク質で、皮膚・筋肉・骨など体の構成要素の一部です。コラーゲン繊維は、織物の繊維のように織り込まれていて、その中で新しい細胞が成長する仕組みになっています。皮膚のコラーゲンは、質感・弾力・形状などを決定する大切な要素です。
注入用コラーゲンは、減ってしまった皮膚内のコラーゲン組織を補充するものです。しかし、コラーゲンは動物由来タンパク原料であるため、皮内検査を行い、1ヶ月間ほどアレルギーの有無を検査しなければなりません。注入後の効果持続もヒアルロン酸よりも短いとされています。
また、従来のコラーゲン製剤(ザイダームI、ザイプラスト)は牛由来であるため、事前にアレルギーに対する皮内テストが必要で、その陽性率も3%前後です。また、BSE(狂牛病)問題でその使用を控える傾向にあります。ごく最近ではヒトの培養皮膚から得られたコラーゲンを精製して作られたコスモダームとコスモプラストが、2003年米国FDAの承認を得て流通し始めました。この製剤の最大の特徴はヒト由来のコラーゲンであるため、アレルギーテストが不要反応であることです。しかし、長期経過の確認や安全性については未だ明確でないため、当院では現段階での導入は考えておりません。
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